保育所

言葉なんて子を捨てる親と保育所のやりとり

視野半径二時間

前にもつけた題名をもう一度冠す。病気が良くなることはなく、かと言って悪くなることもないという形での悪化の一途を足取り重く進んでいる。 相も変わらず二時間前と二時間後が断絶したような生活の中で、気分の様変わりに右往左往している。外に出て、次の…

深夜日記

生活に嫌気が差すと、当たり前のことながら、生活を直視したくなく日記が書けない。こんなものは褒められるために書いているのではなく、粗を露呈するために書いているのだという気分になる。誹謗中傷されるために書いているのだとさえ思う。そもそもが人様…

明滅のワルツ

たぶん数年前に書いたままだった小説を載せます。ここにも載せた記憶があるのに、記事が残ってませんでした。 明滅のワルツ クリスマスの飾り付けが明滅を繰り返している。一つだけ、他とは遅れたり早くなったりを繰り返しているものがある。他が押し黙った…

入院中に書いた小説

ボクシングなんかやめろ わたしの知り合いの女の子の話をする。週五か六でジムに通い、週二、三でボクシングを習った。たぶんだが、彼女は週に日が十日はあると勘違いしていたのだろう。よくわたしに腕相撲を申し込み、わたしは簡単にねじ伏せたものだが、そ…

二番目のワルツ

ここ数日は狂ったように楽器を弾いている。すべてから逃避したくなった。死ぬ気はまだしない。 疑似家族のママに怒られた。要約すればぼくの生活が道理的に気にくわないということだった。ママは躁鬱だから、その病気のせいというのもあるだろうけれど(ある…

ピンボールたち

あんまり上手くいかない。書くことは控えるけれど、周りの動きに一喜一憂していると、自分はピンボールみたいに終わりを先延ばししているだけなんじゃないかと思える。なるべく落ちる以外のゲームオーバーを、点数以外のハッピーエンドを求めて、ぶつかって…

精神とその周辺(生活)

今日は病院に行く日で、明日も病院に行く日だった。だったと言うのは、明日行く病院に今日行ってしまい、今日のうちに病院をハシゴして用事を済ませる羽目になってしまった。 通院のたびにブログを書いている。これをなんとなく始めたのは大学の後輩が「たな…

切った髪を見せびらかしに

今日も何もない日でした。しかし、何もない日を何もないで済ませるのはあまりにも芸がなく、かと言って嘘を作るには能がない。なので本当のことばかりを書く。 ママは物事が良くなる兆しが見え、返事が返ってきた。不安になる度に、自分が人を不安にさせてい…

真夜中の心配事

最近よく眠れていなかったから、早く眠れて嬉しかったけれど、起きてみれば午前三時で嫌になった。朝起きてまず最初にママ(擬似家族)のツイッターを見た。LINEが帰ってこない。生きているかもわからない。生存確認が不特定多数の人々に向けられていること…

昨日の日記

朝起きてリモコンをエアコンに向ける。その後に布団にもぐる一連の動きにさしたる違いはなかったが、名前が変わったのだと思うとなんとも嬉しくにやついた。別段一人で暮らすぶんには違いはないのだ。名前とは他者が居て初めて成り立つ。昨日と同じように朝…

本名変えました

本名を変えた。本名を変えようとは二年前から動いていて、そろそろ裁判所に行って認められるだろという頃合いだったので裁判所に行ってきた。電車を乗り継いで、自動生成みたいな都会に降り立つ。家庭裁判所に入ろうとすると荷物検査され、そういうこともあ…

あけましておめでとうございます

もう人々は年明けも終わり、明日から仕事を始めるのでしょうか。もう始まっているかもしれない。とりあえず、あけましておめでとうございます。誰もが何がめでたいのかわからないまま口にしている言葉を、何がめでたいのかわからないことを自覚しながらタイ…

小説

借り物の軽トラックは乗り心地が悪く、慣れない座席に体を預けると、必要以上の力に押し返されてまた心地の悪い姿勢になる。眠ることも叶わず、横を見れば流木に髭を生やしたような父親が不機嫌に前を睨んでいるだけ。 「お前は一体なにがしたいんだ」 下ら…

些事以外何事もなく

些事を微細に書こうにも、些事はそれ自体が細に入っているので、顕微鏡のように表現の目を凝らさければならない。そうして、ようやくなにかわかるかもしれない。希望的観測によって人は能動的になる。希望を半ば信じたふりをして、足を踏み出していきたい。…

日記

とくにさしたる代わり映えのしないタイトルをつけるのは、それは以前に比べて一日一日が変わっている裏返しのような気がしなくもない。洗濯をして乾く前に服を着るような、毎日毎日同じ服を着る毎日に、色褪せた服だけがシワを残して経年を感じさせていった…

日記

バーに行って、人と話す。話しているとまだ退院してから一週間も経っていないことに気付く。退院してからパパや羽川さんや小学校時代の友人に会って、昨日はまた羽川さんに会って、バーに行ってそこの人々と話した。今年の三月くらいには、一月に人と会うの…

日常とはもう書いた気がするけれど

朝起きて、だらだらと寝転がっている。昼間はもそもそと服を着て近場の公園にまで行く。神社に手を合わせたら、そのまま帰ってこたつに入る。そんな判で押したような生活ができていることに安心している。神社のある公園にはもともと毎晩通っていたのだが、…

退院しました

朝十時まで、他の患者とぼんやりと話した。ぼくは別れが苦手だから、気恥ずかしくてひっそり手を振って、別れを別れとしててはなく、挨拶として済ました。世間話をいろいろして、そのままその影からジャンプするように遠ざかった。会計をして、また病棟に戻…

入院日誌(12/12)

明日退院。明日退院なので、退院に向けて薬などを話し合う。一日一錠を一週間分。完全に薬さえもらえぬ狂人になったが、二回ともODで救急搬送されているゆえ、文句は言えず。しかし、不安なのは薬は医者にもらわずとも世の中の薬局に本当によくありふれてい…

入院日誌(12/10〜12/11)

九時間眠る。今日はおそらく退院の日程を決める。 退院の日程が決まる。しかし、朝に医者と話すと木から土曜の間、夕方に看護師が「退院の日程が決まりましたね」と言う。「えっ、いつですか」「先生から直接言った方がいいかな」と教えてくれない。 なにに…

入院日誌(12/9~12/10)

12/9 二十一時から五時まで眠る。一度しか起きなかった。昨日常夜灯を消してもらったからだろう。よく眠れた。将棋の中川大輔に似た老人と話す。ほとんどの人は話したいだけ話し、ぼくは聞きたいフリで聞くのがこの病院の常だ。しかし、劇団を定年後やってい…

入院日誌(12/6~12/8)

12/6 三時間くらいしか眠れず、朝起きて思ったのは初期太宰を読みたいということだ。HUMAN LOSTあたりの、才気と若さゆえの筆の走りが見られる頃の。太宰と自分を比較するわけではないけれど、こういう時にふと読みたくなる。 担当看護師に「昨日親と話しま…

入院日誌(12/3~12/5)

12/3 ついに朝勃ちをした。自分の中に性があるのが気持ち悪い。五時に起きる。そもそも二十一時に寝て、七時に起きるのは無理がある。病院のベッドじゃ十時間も眠れない。一日一日眠れる度に、やっと一日を越せたと思う。毎日、下手くそなハードルの跳び方み…

入院日誌(11/30~12/2)

11/30 ODの幻覚を思い出しながら 片腕の萎えた少年が歯並びの悪さを気にしつつ笑っている。萎えた左腕は途中で水風船の閉じ口のように細まり、ごつごつした関節から指のなり損ないがふよふよとした塊になって飛び出ている。少年は腕より歯並びの悪さがコンプ…

入院日誌(11/27~11/30)

11/27 11/18からのことを思い出して 朝起きてコンタックを飲もうと思った。コンタックには多用すると幻覚成分があり、大量に摂取すると幻覚を見る。ぼくはこれを自分じゃない自分、嫌いじゃない自分になれる口実として使っていた。効くまでが長く、四、五時…

入院日誌(11/18~11/27)

入院の時、暇に耐えかねて、もしくは物事を整理しようとしていたノートの中身をここに写す。 11/26 (18日に風邪薬を大量に飲み、救急へ。そのまま19日に精神科閉鎖病棟入院し、24日まで身体拘束される。これは26日にボールペンとノートを買い、18日からを思…

死をポケットに入れて

死ぬのかわかりませんが、今薬を飲みながら書いています。なんだか、薬を入れても冷めきっていてつまらないと思った。何も変わらない。救いがない。生きる意味がないくらいでは死ぬには値しないとウエルベックが言っていた。でも不安になった。自分に死ぬ能…

どうでもいい話

風邪薬を飲んだ。効くまでは四時間半かかるらしい。今四時間目。いろんなことを考えた。けれど、どれもそれらしいと思えるのはぼくに外の世界がないからだ。引きこもりは哲学が好き。なぜなら本質の話だから。本質は外に出て流行を追うことを必要としない。…

一人で飛べも浮かべもしない日に

大体、一日に二つも記事を書く時は気分の変調か、言い訳か、両方かのどれになる。この記事は言い訳のほうだろうと思う。このブログを読んでくださる人たちが面識のない人ばかりであった時には、好き勝手に書き散らし、ぶっ倒れたふりの後に立ち上がるかのよ…

日記

よくもまあ、毎日を過ごしていけているものだと自分でも思う。毎日毎日ふらふらと自我と財布の余裕の範囲内で細い綱の上で過ごし、オレンジジュースを買っただとか、あまりにせせこましい理由で落ちてしまう。毎日落ちるように眠れているのは起きている時に…