保育所

言葉なんて子を捨てる親と保育所のやりとり

日記

梅雨が火照りかけた列島の顔に冷や水をぶっかけて、季節が巻き戻ってきた気がする六月。白いTシャツにミートソースをこぼしてしまった。 友人と下らない会話を交わしながら、友人になれなかった人びとを思い出す。いろんなことを思い出しても、語るには長す…

動画に添えないただの文

人が飛び降りた。人が人を刺した。人が人を刺し続けた。何もかもが好奇心の癖に呆れたジャーナリズムで、撮影の後ツイートされ、リツイートされ、目を覆う前に眼前に現れた。血まみれの写真の次の日は血まみれの動画が人々の悪意なき言及のために引っ張り出…

新宿血だらけ猫灰だらけ

新宿で殺人事件があったらしい。殺人事件なんてどこでも起きてるだろうに、ことさら騒ぎ立てられるのは容疑者の容姿が良かったからだという。画像を見てみると、確かにかわいい。犯罪者だろうが容姿で許す許さないだのヤれるヤれないだの言い始めるのは男女…

藁になる言葉、藁にしかならない日々

日常を過ごしている。怠惰とも言えるというか、怠惰としか言いようがない日常に甘んじている。他意はなく思ったことが浮かぶだけの日々で、他人ともほとんど付き合いはなく浮き沈みに身を任せている。昨日はやけに知人や友人から連絡が来る日で、何を話した…

スターティング・オーバー

暇を持て余し、高野悦子『二十歳の原点』を読み始める。暇を持て余しているのがナースにも伝わるのか、「入院も飽きてきた?」と聞かれる。「飽きてきました。しかし、どうしようもないですからね」というふうなことを言う。今日は日が暮れてから往復三キロ…

ブログを初めて二年

よくもまあ書くこともないのに二年もブログをやっているものだと思う。日常を主題とその変奏だと定義してからは良くも悪くも変わりのない日々を、絶えず手を替え品を替え描いているのだが、それは躁と鬱ゆえに出来たこととも言える。 ここ二年それでもいろん…

たぶん今日に数多く書かれた自殺の文字のうちの一つ

入院している。退院してもどうせ生きたい生きたくないに関わらず生きれるかわからないし、出来ることならずっと入院していたい。入院してから病室の外に出ることすら少ない。病院の外には遺失届を出しに行ったことしかない。 ツイッターでは遠くの誰かが飛び…

入院しました

入院しました。入院の際、担当医に「前回スタッフと口論になったため、今回口論になったらもうすぐに退院ということで……。そして入院も五月の九日までしか居れませんので」と完全に精神科からも溢れたキチガイの扱いをされてしまった。もう、どこにも居場所…

大学を辞めてからの数か月

大学を辞めた。大学を辞める前も半ば辞めていたようなものだったし、まじめに行っていた日々を思い出そうにも、日々自分の鼻が明かされるような、居心地の悪い無能感ばかりが思い出されては、忸怩たる思いに肩までどっぷり浸かってしまう。大学生活で得たも…

もうそろそろでおしまい

実家に帰った。五月の一日に入院が決まったのは、実家に帰るバスに乗りながらだった。日に日に飯を食べる気力すらなく、風呂に入ることさえ出来ずに部屋が散らかっていくのを見ていた。なんだか現実感が喪失していて、これならオーバードーズしていた方がリ…

いつでも消えれる女の子

朝起きて、食パンを二枚とバナナを一本流し込む。そしたら長い長い無が始まる。これは昨日よりはまだ元気だから書けている文章。昨日は夜、逃げ込むようにスーパーへ駆け込み、ストロングではキツくなってきた体に流し込むアルコールを買った。助けてくれと…

短文

ぼくはこの文章をうまく書ける自信がない。生活さえおぼつかないぼくに何が書けるというのだろう。一週間前の自分の言動と今の自分の言動に一貫性がない。一週間で四百錠も薬を飲んだ意味がわからない。友達を失うような言動をした意味がわからない。昨日の…

日記

医者に行った。医者にメモの通り話す。 人間関係で悩んでしまうことが多いと言うと、医者は「去年の今頃は人と会わないほうがいいんじゃないかって言って人と会ってなかったじゃないですか。その時はすごく安定していたし、顔も強張ってなかったので、人と会…

永遠がなかなか過ぎず

「なにもしない生活って恐ろしいよなあ」 とパパが言ったことを思い出す。無職の生活はほぼ余生と同じだ。いつ終わるかわからない永遠。そんな感じだ。今日もまたブロンに手を出してしまった。最寄りのドラッグストアで八十四錠を探し求めたが、なかった。毎…

くすりをたくさん

また手を出したふわふわだ。ブロンが効くまでの数十分数時間を克明に文章にするなんて分かりやすい狂気にぼくは参加しない。ぼくはなぜまたここに戻ってきてしまったんだろう。と思う。 数時間前、パパとぼくは一緒にいた。安心できる関係で、二回も昼寝をし…

横たわる

なんだか、家にいる時は何も出来なくて横たわっていることが多いです。鬱の始まりだなとわかってしまい、余計に落ち込んでしまいます。うつヌケでは気温差が激しいと辛くなるって書いてありますが、ぼくもそのパターンだなと思いながら辛くなっています。こ…

今でも幸せ

ここ最近は人と会うことが多く、その数々をちゃんと描写すると楽しいや幸せという形容詞が似合うのではないかと思われてきます。しかし、躁鬱や解離を理由に社会からドロップアウトしている身からすると、その形容詞が付くことによって他人から攻撃されるの…

そういえば

そういえば、なんて書き方をするけれど、ほぼ一年前に祖母が死んだ。なんとなく思い出す程度の仲だったのだ。詳しく書こうとすればするほどするりと逃げていく、金魚すくいのような日々だった。 祖母とはさして仲が良いわけではなかった。祖母には血の繋がっ…

乗っ取ってあげるからね

人には誰しも、他人には言えない関係があるものだと思う。それはなにも不倫だとか浮気だとか世間一般の倫理に反するからという理由ではなく、面白くないから、話したってどうしようもないからという理由なこともある。 ぼくには数年来、もう三年以上になると…

闘病日誌になってしまう向上心

ここ数日は病院の友達に会ったり、羽川さんに部屋の掃除をしてもらったりしていました。 病院の友人とは喫茶店でぼんやり話しました。なんだか、ぼんやり人と話すために人に会えるようになったのか、と書きながら自分を褒めているところです。去年の今頃は月…

退院したけれど

退院したけれど、入院前から何ら変わっていない気がするのは変えようと努力していないからでしょうか。変えたいのだけれど、努力が身につかない。退院当日は友人が遊びに来るのを首を長くして待っていたら、電車を乗り間違えて友達は埼玉のど田舎にたどり着…

明日退院

戻るために入っているのに、戻るために出ていく気持ちにもなって、病院に「お邪魔します」になってから一ヶ月、「ただいま」を経て、「いってきます」なんて言おうとしてる。そこはぼくの家ではない。帰りたい場所なんてない。実母に名前を変えたと連絡を入…

退院します

文章を書き始めたのは、何も素晴らしい意図があったり、目覚ましい回復を遂げたからではなかった。病院で唯一喋れる人が外出していて暇だったとか、そろそろ退院だったとか、昨日友人の同人誌に寄稿してやって文章を書けることを確認したからとか、様々な偶…

入院日記

雨が降っていたから、ほとんど自主的に病棟に閉鎖していた。食堂にいると大きな窓を押さえつけるみたいにして雨雲が張り付いている。朝にすることもなく、一旦外に出て、朝でもやっているスーパーに行った。子供たちが集団登校をしていて、うまく道を渡れな…

疲弊

疲弊している。特に何かしたわけではないのだが、特に何かしたわけではないということが自己嫌悪になって襲ってくる。体が重く、のろまでとんまな動きで右から左、左から右へと動き、外に出れば雨が降っていて引き返す。 何もしていないのに疲れる。ぼくはこ…

書き物が時間に干渉する世界

春の陽気のせいで、氷たちは氷たちであったものたちに変質してしまい、氷たちであったものたちはコーヒーやお茶をコーヒーであったものたちやお茶であったものたちに変えてしまった。 「ねえ、どう思う?」 私があなたに話しかけると、あなたはぶっきらぼう…

入院している

入院している。それについての些事を事細かに説明のような文章で描写するのはやめておこうと思う。そもそも、何を書くべきかさえ検討がつかないのだ。病名がまさかの解離性障害だったこととか、入院のための検査はあまりにもめんどうなのでそれは見たことの…

夢日記

久しぶりに外に出る。私は引きこもりだ。月に二回、父親が宗教の会合に行くのに車を出してやる。父親は宗教の会合に行くと必ず酒を飲む。そのために私が車を出さねばならない。私は宗教の信者ではない。父親が幾度となく勧誘をしてきたが、なんとか信者じゃ…

誰かの言葉で自分が決まっていく

入院したいとの思いが入院しなければとの思いになり、閉鎖病棟に電話をかけたところ、通院先に相談してみてくださいと言われた。そりゃそうか。頭が動かないので、そういうよく考えればわかることをよく考えれないために分からないことがよくある。その度に…

入院したい

精神科に入院すると入院オタクみたいな人が一人はいて、そういう人間にはなるまいと強く思うのだが、最近は辛い時に入院したいと思っている自分に気づかざるを得ない。最近は辛いことばかりで、外に辛いことがなければ絶えず自分が自分の粗を探して辛くなる…