保育所

言葉なんて子を捨てる親と保育所のやりとり

ナナとゴ #tanka

青春を無駄にしないかと不安がる君に諭すは青春は無駄

気狂いと罵る母の歯しくしくと痛むのでぼくは「病は気から」

自分と以外で区別をしないできなくなったら爆弾だ

白いからではなくなんか素晴らしい白マグカップ君からもらった

失恋をしたらマルボロそれと酒飲み残しに浸して消すさ

世界ほどなにもかもにもあふれてるそれ剪定し満足の馬鹿

うつ病が売れるものならメルカリで売りつけたいよ送料無料

恋人のいない昼間は寝て待って放置された串団子のごと

もの言わず各々言えずのキスの味イエスの像に癒えずの思いだ

泣き虫の泣き声を聞くあの瞬間幕が引いてくわたしは観客

プリントで指を切って血が垂れるしみた紙にも快感はない

つんとくるつらい気持ちを五七五七七に分け整理整頓

雨が止み降っては止んで時雨スト舐めてかかるとひどい目にあう

起き抜けにコーラを飲めばしゃっきりとするかと思えば気が抜けている

雨の中傘なし人はだれそかれだれもかれもが雨だれを見る

あせもかと尻をよく見てだれそかれ掻かれて削がれ「およし」としかる

あせもかと尻を見られてだれそかれ掻かれて削がる尻の皮たち
藍色のシャツ母親に笑われたロメオのつもりが人民服だと

生きるべき死ぬべきなんか言うでないただただあるのは生くべく死ぬべく

作られし段ボール箱に入れられし我が幼き子の虚しい棺

このギター三十五万もするんだぜ驕れるよりも奢ってくれよ

酔う酒もラリるブロンも金もない薬もないがもう一人だけ

ラブレター伝わるのだし白紙です敵対しやすい言葉はいらない

おかしいと思いながらもペンを取る白紙の下にうっかりP.S.

酒飲めば吐くくせに飲み吐き戻す無頼派ごっこただの無様だ

つらけりゃ薬だ飲んでやる用法用量ぶんだけ水で

どうせ誰にも見つからないと部屋の隅から見つめるあなた

長年を夢見て今日も一言二言話し始める

おはようと言いたい君の寝息聞き頭皮を嗅いで寝顔見る

おはようともがいて吐息眠ってる悪夢だろうが吉夢だろうが

夏の陽の当たるとこだけ焼ける本茶色の濃さが孤独の証だ

歌いますギター弾いてよトムモレロ五七調に乗せた怒りだ

八月は観たいものだな君とだけありきたりな花火と星とを

Wi-Fiに繋げず夜はすることなくてカーテンで星の瞼を閉じる

早急にボ・ディドリーが必要だ性急なビートに乗りたい朝

息を吸い周りを散歩し食事する幽霊たちとの会話はこうする

だれもどうせ読まないくせに詠みたがる他者の欠落風流なこって

どうもその欠落の中の一人です押し倒したのも私です

 

 1000時を超えたので一旦区切って別記事にまた書きます。

 読んでくれた方(居るかわからないけど)ありがとうございました。