反日常系

日常派

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

動画に添えないただの文

人が飛び降りた。人が人を刺した。人が人を刺し続けた。何もかもが好奇心の癖に呆れたジャーナリズムで、撮影の後ツイートされ、リツイートされ、目を覆う前に眼前に現れた。血まみれの写真の次の日は血まみれの動画が人々の悪意なき言及のために引っ張り出…

新宿血だらけ猫灰だらけ

新宿で殺人事件があったらしい。殺人事件なんてどこでも起きてるだろうに、ことさら騒ぎ立てられるのは容疑者の容姿が良かったからだという。画像を見てみると、確かにかわいい。犯罪者だろうが容姿で許す許さないだのヤれるヤれないだの言い始めるのは男女…

藁になる言葉、藁にしかならない日々

日常を過ごしている。怠惰とも言えるというか、怠惰としか言いようがない日常に甘んじている。他意はなく思ったことが浮かぶだけの日々で、他人ともほとんど付き合いはなく浮き沈みに身を任せている。昨日はやけに知人や友人から連絡が来る日で、何を話した…

スターティング・オーバー

暇を持て余し、高野悦子『二十歳の原点』を読み始める。暇を持て余しているのがナースにも伝わるのか、「入院も飽きてきた?」と聞かれる。「飽きてきました。しかし、どうしようもないですからね」というふうなことを言う。今日は日が暮れてから往復三キロ…

ブログを初めて二年

よくもまあ書くこともないのに二年もブログをやっているものだと思う。日常を主題とその変奏だと定義してからは良くも悪くも変わりのない日々を、絶えず手を替え品を替え描いているのだが、それは躁と鬱ゆえに出来たこととも言える。 ここ二年それでもいろん…

たぶん今日に数多く書かれた自殺の文字のうちの一つ

入院している。退院してもどうせ生きたい生きたくないに関わらず生きれるかわからないし、出来ることならずっと入院していたい。入院してから病室の外に出ることすら少ない。病院の外には遺失届を出しに行ったことしかない。 ツイッターでは遠くの誰かが飛び…

入院しました

入院しました。入院の際、担当医に「前回スタッフと口論になったため、今回口論になったらもうすぐに退院ということで……。そして入院も五月の九日までしか居れませんので」と完全に精神科からも溢れたキチガイの扱いをされてしまった。もう、どこにも居場所…