反日常系

日常派

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

無題

死とはなにか、それをつぶさに鑑定し、言葉をあてがい、これではないあれでもないと言葉を放り投げては他の言葉を引っ掴み、ほとんど初歩の神学、もしくは阿呆の使う「哲学的」という言葉の指す範疇で大袈裟に悩んでは頭が鉛になったように感じる。死につい…

そこにあるだけの呻き

なんだか消えてしまいたい。そういった若さ故のイカロスにも似たタナトスを抱えたまま、腐っていくように日々を過ごしている。死にたくても腹が減る、そういった人間の原理の不足では人は落ち込まないようだ。腹が減った。飯を食う。 俺が一番困っているのは…

さよならではない

好きだった古書店が潰れた。ないものに現在形の「好き」は不似合いだということがなんとも言えず歯がゆい。好きだった古書店には、第一に好きな店員さんがいて、好きな店主がいて、前提として多くの古本があった。本が陽に焼けるほどの光は窓から入らない店…