反日常系

日常派

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

明滅のワルツ

たぶん数年前に書いたままだった小説を載せます。ここにも載せた記憶があるのに、記事が残ってませんでした。 明滅のワルツ クリスマスの飾り付けが明滅を繰り返している。一つだけ、他とは遅れたり早くなったりを繰り返しているものがある。他が押し黙った…

入院中に書いた小説

ボクシングなんかやめろ わたしの知り合いの女の子の話をする。週五か六でジムに通い、週二、三でボクシングを習った。たぶんだが、彼女は週に日が十日はあると勘違いしていたのだろう。よくわたしに腕相撲を申し込み、わたしは簡単にねじ伏せたものだが、そ…

二番目のワルツ

ここ数日は狂ったように楽器を弾いている。すべてから逃避したくなった。死ぬ気はまだしない。 疑似家族のママに怒られた。要約すればぼくの生活が道理的に気にくわないということだった。ママは躁鬱だから、その病気のせいというのもあるだろうけれど(ある…

ピンボールたち

あんまり上手くいかない。書くことは控えるけれど、周りの動きに一喜一憂していると、自分はピンボールみたいに終わりを先延ばししているだけなんじゃないかと思える。なるべく落ちる以外のゲームオーバーを、点数以外のハッピーエンドを求めて、ぶつかって…

精神とその周辺(生活)

今日は病院に行く日で、明日も病院に行く日だった。だったと言うのは、明日行く病院に今日行ってしまい、今日のうちに病院をハシゴして用事を済ませる羽目になってしまった。 通院のたびにブログを書いている。これをなんとなく始めたのは大学の後輩が「たな…

切った髪を見せびらかしに

今日も何もない日でした。しかし、何もない日を何もないで済ませるのはあまりにも芸がなく、かと言って嘘を作るには能がない。なので本当のことばかりを書く。 ママは物事が良くなる兆しが見え、返事が返ってきた。不安になる度に、自分が人を不安にさせてい…

真夜中の心配事

最近よく眠れていなかったから、早く眠れて嬉しかったけれど、起きてみれば午前三時で嫌になった。朝起きてまず最初にママ(擬似家族)のツイッターを見た。LINEが帰ってこない。生きているかもわからない。生存確認が不特定多数の人々に向けられていること…

昨日の日記

朝起きてリモコンをエアコンに向ける。その後に布団にもぐる一連の動きにさしたる違いはなかったが、名前が変わったのだと思うとなんとも嬉しくにやついた。別段一人で暮らすぶんには違いはないのだ。名前とは他者が居て初めて成り立つ。昨日と同じように朝…

本名変えました

本名を変えた。本名を変えようとは二年前から動いていて、そろそろ裁判所に行って認められるだろという頃合いだったので裁判所に行ってきた。電車を乗り継いで、自動生成みたいな都会に降り立つ。家庭裁判所に入ろうとすると荷物検査され、そういうこともあ…

あけましておめでとうございます

もう人々は年明けも終わり、明日から仕事を始めるのでしょうか。もう始まっているかもしれない。とりあえず、あけましておめでとうございます。誰もが何がめでたいのかわからないまま口にしている言葉を、何がめでたいのかわからないことを自覚しながらタイ…