反日常系

日常派

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

考えられなくなること

冬の影が朝方と夜に伸びて、暖房をつけた。本を読んでも、アニメを見ても、ギターを弾いても、鬱になって横たわっている瞬間には勝てない。昔に比べて活動的な人間になっても自己嫌悪が心臓をつつく。慣れてしまえばすべてが当たり前になって、嫌いになって…

散歩思案

去年か一昨年と同じ道を歩く。いつも通り散歩をして暮らしている。去年はスマホに気を取られて気付かなかった落葉に気付いて、気付くという行為そのものの高揚感に包まれる。木々は無鉄砲とも浅はかとも言えるスピードで葉っぱを降らしているのに、いつまで…

通院先がようやく決まる

ようやく通院先が決まる。それだけでとても嬉しく、嬉しいと思うことの程度の低さ、すなわちいかに日々が低空飛行で空と地面をすり合わせてなあなあにしているかについてを考える。病状の悪さ。人から人以下の扱いを受ける半死人。人の扱いを受けるだけでそ…

医者に断られる

朝っぱらから電話。片っ端から予約を取ろうとしていた精神科から患者が多くて受け持てないとの返答を受け取る。次をあたれ。その返答から想像しなくていいことを想像して、なにか他の理由があるのではないかと勘繰る。どうして、症状があるというのに病院に…

写真なき近影

出来事を一から説明するのが苦手だ。怒った時に気の利いた文句が思いつかないのも短所だ。月曜日、医者に行ったらこっぴどい態度で追い返される。そこから紹介してもらった病院に予約の電話を入れるも、受付のババアは話を聞いてんだか聞いてないんだか役割…