反日常系

日常派

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

歯が痛い

歯が痛む。歯痛ほど人間が快不快の奴隷だと認識させられるものはない。歯が痛むのだが、顎から歯の下へと至る所のしこりもまた痛む。インターネットを検索すれば何やら、それは耳鼻咽喉科に行けやら何やらのたまっている記事が引っかかる。なぜ医師が無数の…

日記

田舎に帰っている。田舎に帰っていると車で一時間かかる場所にあるイオンモールくらいしか娯楽がない。俺は午前中に宅配便を受け取る予定があった(親にその瞬間を見られると「何を買ったの?」と詰問七割好奇心三割で聞かれるので午前中が最良だ)。昨日は…

日記日記雑記雑記

選挙の期日前投票に行く。テレビでは理由も言わずに選挙に行きましょうと言われ、当日には選挙特番が競馬さながらのリアルタイム感でアナウンサーが熱狂するであろう選挙。選挙には応援とその結果のスポーツ的な感情しか持っていないので、さしたる信念もな…

年寄り、独りごちる

楽しくなりたくて酒を飲んでいるのに、全く気分は上向かない。少しでも楽しいことをしようと思ってブログを書くけれど、書きやすいことは「とても辛い」ということだけで、書いてるだけで気分がくさくさしてくる。 映画を見るけれど、文章にして残す感想は全…

日記と注釈と日記

酒を飲んで酔っ払っている。ふわふわと胸が熱くなる。酒自体は好きではない。味が好みではない。酩酊に近づくための手段として、好きでもないのに酒を飲んでいる。キリスト教徒が十字を切るという行為自体が好きな訳ではないように、俺は酒が好きではない。…

孤独

孤独が飢えにも似て食うという言葉は性的イメージを伴って欲求を具現化させる。孤独がピークに達してバーなどに行こうかと俺に思わせた。バー。行ったとしても下手くそな愛情表現で庇護欲をかき立てたいという欲望の目論見が成功することはない。つまらなそ…

日記

二十六歳になった。自嘲的にカート・コバーンやジミ・ヘンドリックスを例に出すのもあまりに手垢がつきすぎてくだらなく思えて何も言えなくなった。二十六歳となると友人である森が俺と会った時の年齢で、あの時さっと奢ってくれた姿にはまだ近づけていない…

大人名詞と子供名詞

ユースカルチャーである反抗や感情や悩みや嫌悪……エトセトラ、エトセトラ。エトセトラの中に含まれる言葉はほぼ無限といっても過言ではない。無限を捨てて、およそ大人らしい分別を得ることが大人になるという言葉の非情なる実情である。脳に障害を持つ弟の…

日記

眠れる日と眠れない日が交互に来る。一日眠れない日があって、その疲れで翌日は眠れる。その次の日は疲労の蓄積がないので眠れない。以後繰り返し。そう言った興奮、鎮静の右往左往の中で、無駄な夜中ばかりを浪費している。テレビでもあったら流しっぱなし…

煙草を買いに行っただけの日

十月になった。誕生月ということを除けば特に思い入れはなく、年が明けてからもそれなりに時間が経ち、一ヶ月区切りにして「もう○月」と言うのにも慣れるため、十月になっても特に感慨もない。今年の十月をもう十月たらしめているのは煙草の値上がりだろう。…