反日常系

日常派

2019-01-01から1年間の記事一覧

日記

医者に行った。医者にメモの通り話す。 人間関係で悩んでしまうことが多いと言うと、医者は「去年の今頃は人と会わないほうがいいんじゃないかって言って人と会ってなかったじゃないですか。その時はすごく安定していたし、顔も強張ってなかったので、人と会…

永遠がなかなか過ぎず

「なにもしない生活って恐ろしいよなあ」 とパパが言ったことを思い出す。無職の生活はほぼ余生と同じだ。いつ終わるかわからない永遠。そんな感じだ。今日もまたブロンに手を出してしまった。最寄りのドラッグストアで八十四錠を探し求めたが、なかった。毎…

くすりをたくさん

また手を出したふわふわだ。ブロンが効くまでの数十分数時間を克明に文章にするなんて分かりやすい狂気にぼくは参加しない。ぼくはなぜまたここに戻ってきてしまったんだろう。と思う。 数時間前、パパとぼくは一緒にいた。安心できる関係で、二回も昼寝をし…

横たわる

なんだか、家にいる時は何も出来なくて横たわっていることが多いです。鬱の始まりだなとわかってしまい、余計に落ち込んでしまいます。うつヌケでは気温差が激しいと辛くなるって書いてありますが、ぼくもそのパターンだなと思いながら辛くなっています。こ…

今でも幸せ

ここ最近は人と会うことが多く、その数々をちゃんと描写すると楽しいや幸せという形容詞が似合うのではないかと思われてきます。しかし、躁鬱や解離を理由に社会からドロップアウトしている身からすると、その形容詞が付くことによって他人から攻撃されるの…

そういえば

そういえば、なんて書き方をするけれど、ほぼ一年前に祖母が死んだ。なんとなく思い出す程度の仲だったのだ。詳しく書こうとすればするほどするりと逃げていく、金魚すくいのような日々だった。 祖母とはさして仲が良いわけではなかった。祖母には血の繋がっ…

乗っ取ってあげるからね

人には誰しも、他人には言えない関係があるものだと思う。それはなにも不倫だとか浮気だとか世間一般の倫理に反するからという理由ではなく、面白くないから、話したってどうしようもないからという理由なこともある。 ぼくには数年来、もう三年以上になると…

闘病日誌になってしまう向上心

ここ数日は病院の友達に会ったり、羽川さんに部屋の掃除をしてもらったりしていました。 病院の友人とは喫茶店でぼんやり話しました。なんだか、ぼんやり人と話すために人に会えるようになったのか、と書きながら自分を褒めているところです。去年の今頃は月…

退院したけれど

退院したけれど、入院前から何ら変わっていない気がするのは変えようと努力していないからでしょうか。変えたいのだけれど、努力が身につかない。退院当日は友人が遊びに来るのを首を長くして待っていたら、電車を乗り間違えて友達は埼玉のど田舎にたどり着…

明日退院

戻るために入っているのに、戻るために出ていく気持ちにもなって、病院に「お邪魔します」になってから一ヶ月、「ただいま」を経て、「いってきます」なんて言おうとしてる。そこはぼくの家ではない。帰りたい場所なんてない。実母に名前を変えたと連絡を入…

退院します

文章を書き始めたのは、何も素晴らしい意図があったり、目覚ましい回復を遂げたからではなかった。病院で唯一喋れる人が外出していて暇だったとか、そろそろ退院だったとか、昨日友人の同人誌に寄稿してやって文章を書けることを確認したからとか、様々な偶…

入院日記

雨が降っていたから、ほとんど自主的に病棟に閉鎖していた。食堂にいると大きな窓を押さえつけるみたいにして雨雲が張り付いている。朝にすることもなく、一旦外に出て、朝でもやっているスーパーに行った。子供たちが集団登校をしていて、うまく道を渡れな…

疲弊

疲弊している。特に何かしたわけではないのだが、特に何かしたわけではないということが自己嫌悪になって襲ってくる。体が重く、のろまでとんまな動きで右から左、左から右へと動き、外に出れば雨が降っていて引き返す。 何もしていないのに疲れる。ぼくはこ…

書き物が時間に干渉する世界

春の陽気のせいで、氷たちは氷たちであったものたちに変質してしまい、氷たちであったものたちはコーヒーやお茶をコーヒーであったものたちやお茶であったものたちに変えてしまった。 「ねえ、どう思う?」 私があなたに話しかけると、あなたはぶっきらぼう…

入院している

入院している。それについての些事を事細かに説明のような文章で描写するのはやめておこうと思う。そもそも、何を書くべきかさえ検討がつかないのだ。病名がまさかの解離性障害だったこととか、入院のための検査はあまりにもめんどうなのでそれは見たことの…

夢日記

久しぶりに外に出る。私は引きこもりだ。月に二回、父親が宗教の会合に行くのに車を出してやる。父親は宗教の会合に行くと必ず酒を飲む。そのために私が車を出さねばならない。私は宗教の信者ではない。父親が幾度となく勧誘をしてきたが、なんとか信者じゃ…

誰かの言葉で自分が決まっていく

入院したいとの思いが入院しなければとの思いになり、閉鎖病棟に電話をかけたところ、通院先に相談してみてくださいと言われた。そりゃそうか。頭が動かないので、そういうよく考えればわかることをよく考えれないために分からないことがよくある。その度に…

入院したい

精神科に入院すると入院オタクみたいな人が一人はいて、そういう人間にはなるまいと強く思うのだが、最近は辛い時に入院したいと思っている自分に気づかざるを得ない。最近は辛いことばかりで、外に辛いことがなければ絶えず自分が自分の粗を探して辛くなる…

視野半径二時間

前にもつけた題名をもう一度冠す。病気が良くなることはなく、かと言って悪くなることもないという形での悪化の一途を足取り重く進んでいる。 相も変わらず二時間前と二時間後が断絶したような生活の中で、気分の様変わりに右往左往している。外に出て、次の…

深夜日記

生活に嫌気が差すと、当たり前のことながら、生活を直視したくなく日記が書けない。こんなものは褒められるために書いているのではなく、粗を露呈するために書いているのだという気分になる。誹謗中傷されるために書いているのだとさえ思う。そもそもが人様…

明滅のワルツ

たぶん数年前に書いたままだった小説を載せます。ここにも載せた記憶があるのに、記事が残ってませんでした。 明滅のワルツ クリスマスの飾り付けが明滅を繰り返している。一つだけ、他とは遅れたり早くなったりを繰り返しているものがある。他が押し黙った…

入院中に書いた小説

ボクシングなんかやめろ わたしの知り合いの女の子の話をする。週五か六でジムに通い、週二、三でボクシングを習った。たぶんだが、彼女は週に日が十日はあると勘違いしていたのだろう。よくわたしに腕相撲を申し込み、わたしは簡単にねじ伏せたものだが、そ…

二番目のワルツ

ここ数日は狂ったように楽器を弾いている。すべてから逃避したくなった。死ぬ気はまだしない。 疑似家族のママに怒られた。要約すればぼくの生活が道理的に気にくわないということだった。ママは躁鬱だから、その病気のせいというのもあるだろうけれど(ある…

ピンボールたち

あんまり上手くいかない。書くことは控えるけれど、周りの動きに一喜一憂していると、自分はピンボールみたいに終わりを先延ばししているだけなんじゃないかと思える。なるべく落ちる以外のゲームオーバーを、点数以外のハッピーエンドを求めて、ぶつかって…

精神とその周辺(生活)

今日は病院に行く日で、明日も病院に行く日だった。だったと言うのは、明日行く病院に今日行ってしまい、今日のうちに病院をハシゴして用事を済ませる羽目になってしまった。 通院のたびにブログを書いている。これをなんとなく始めたのは大学の後輩が「たな…

切った髪を見せびらかしに

今日も何もない日でした。しかし、何もない日を何もないで済ませるのはあまりにも芸がなく、かと言って嘘を作るには能がない。なので本当のことばかりを書く。 ママは物事が良くなる兆しが見え、返事が返ってきた。不安になる度に、自分が人を不安にさせてい…

真夜中の心配事

最近よく眠れていなかったから、早く眠れて嬉しかったけれど、起きてみれば午前三時で嫌になった。朝起きてまず最初にママ(擬似家族)のツイッターを見た。LINEが帰ってこない。生きているかもわからない。生存確認が不特定多数の人々に向けられていること…

昨日の日記

朝起きてリモコンをエアコンに向ける。その後に布団にもぐる一連の動きにさしたる違いはなかったが、名前が変わったのだと思うとなんとも嬉しくにやついた。別段一人で暮らすぶんには違いはないのだ。名前とは他者が居て初めて成り立つ。昨日と同じように朝…

本名変えました

本名を変えた。本名を変えようとは二年前から動いていて、そろそろ裁判所に行って認められるだろという頃合いだったので裁判所に行ってきた。電車を乗り継いで、自動生成みたいな都会に降り立つ。家庭裁判所に入ろうとすると荷物検査され、そういうこともあ…

あけましておめでとうございます

もう人々は年明けも終わり、明日から仕事を始めるのでしょうか。もう始まっているかもしれない。とりあえず、あけましておめでとうございます。誰もが何がめでたいのかわからないまま口にしている言葉を、何がめでたいのかわからないことを自覚しながらタイ…