反日常系

日常派

若くないと言い始める一番若い歳で

したいことはなく、したいことはないという何度目かも忘れた宣言をまたここに繰り返す。一瞬だけ躁がやってきて、生活を破壊して、手首に引っ掻き傷をつけて去った。記憶がないのはいつものことだが、記憶がない時にカウンセリングの予約を取ったのは本当に…

病みツイート

親元と自分の部屋を行ったり来たりしている。病院の医者はすぐに「それでは入院ですね」と言い始め、次の週には親元に帰るといいと言う。 特に親はもう憎んでいない。父親はウザったらしいがもう老いたし、病気を引きずって歩いてるのを見るとかなしくなって…

自己嫌悪

言いたいことは何もない。コデインを飲んでも体はさりとて何事もなく、大体いつものように効いてるのかわからないけれど、その行為自体が自傷の趣を持つからそれだけで自傷をした気持ちになった。少し自分を征伐した気持ちと、このまま消えていくことができ…

日記

病院に行くために、実家から借りている部屋に行き、何もしなかった。部屋から病院に行き、実家に帰った。やはり、何もしなかった。 それ以前は、まあまあ趣味を行えたり、本を読めたりしたのだが、少しのルーティンの崩れで、何もできなくなってしまった。do…

三つの掌編

好きなようにいぢめる 彼には痛みというものがなかった。いや、痛みを認識してはいた。しかし、それはさりとて「痛い」と言ったり、のたうちまわるものではないと思っていた。彼はやたらめったらピアスを開けたし、リストカットもレッグカットもネックカット…

日記

訳もなく、実家に帰っている。母親は明らかにぼくに依存していて、過去いろいろあったことを考えると怒りが湧いてくるような、べたべたとした不快感にやられるような気持ちになってつらい。父親は本当に苦手なので、喋りかけてこないのは本当にありがたい。…

ウラミ・ツラミ・タノミ

忠犬ハチ公は、残飯を鋭く狙うことで有名だったそうである。久しぶりに文章を書こうと、もったいぶった話から初めて、じっくりじっくり確信に近づいていく、そしてあとほんの数センチメートルというところでそれはふっと消えてしまう。自分が何を言おうとし…

日常のそれ自体の感覚的な不快

何も考えていない。何か考えるとすれば何も考えたくないということだけで、息をするだけの消極的な生きる姿勢が猫背になって背筋を伸ばせなくなってく。梅雨になって窓から見える景色が灰色の雲に覆われて、雨音が激しければ自分とは関係ないのになぜかうれ…

最近の欲望

死にたいなら早く死ねよ。極論だが正しいように思える。自分を否定する言葉としてとても使いやすいために、言葉の意味とは別に首肯せざるを得ない気がする。 退院してからというものの、特筆することはありませんでした。もちろん、出来事という出来事がない…

ほっといてくれ愛してくれ

愛について、特に語るべく経験も、言葉にしなければならないというような情熱もない。わたしは二十四になった。つい最近、恋人と別れたばかりだ。しかし、特段、感情を動かすことはなかった。今までの失恋も、恋人その人がその人であることが必要で、それが…

退院予定

退院の日程も決まって、看護師さんが「よく頑張りましたね」みたいなオーラを放ってくる。ぼくは何一つ頑張ってないし、何一つ良くなってない。口酸っぱくこんなことを言うのはぼくと他人との間の認識の違いが恐ろしいからだ。どうせまた手首かどっかを切る…

悲鳴の説明

入院ばっかりして、暇にも慣れると安定して、安定にも慣れると不安定になる。安定は欲望を忘れることなのか、それとも欲望を持ち続けていられることなのか。どちらにしろ安定は色んな欲望を呼び起こして、ぼくを不安にさせる。ちゃんと生きれるかどうかなん…

クリシェをなくして

一応幸せだから、本当のことをそのまま語って、真であるということだけが価値のある文章を書くことができない。 自分を嫌っても、そういうふうなていでも、顔色を窺われたらと思うと、明るい顔を作る。 いつもはこういう風で自分が嫌いですと書いて終わりに…

楽しむのにも体力は要る

病気のせいか気のせいか、病も気からならどっちのせいでもあるのだが、ひどく疲れやすい。何もする気が起きず、夜になると何も出来なかったと落ち込んでしまう。だから、早めに睡眠薬を飲むことにしていて、今日は飲み忘れた分も飲んで、よく眠れるよと貰っ…

近況報告

正直な話、色んな人に「どうやって生きているの?」と聞かれるが、偏に言えば福祉に身を預かって貰っている。障害者福祉等様々なサポートを受けてようやく生きるだけの生活を維持させていただいている。これを幸いと見るか、一般の平均以下の生活を哀れんで…

手紙みたいな日記

手紙みたいな日記は形式に反して気恥ずかしさを得て、誰にも読まれたくない気持ちをほんの少し以上は沸き起こすものです。 言うことが特にはない日々を、書くことが特にはないように過ごしています。今日は病院に行って遊ぶための薬をもらった。最近、禁酒し…

誰かのせいにして溢れたい

ベースの弦交換、PU交換、弦高、オクターブ等の調整に、お世話になっているギターショップ(リペアショップも兼ねている)に赴いた。朗らかにいろんな話をして、ぼーっと待っていた。ここはちょくちょく利用させてもらっていた。去年、違うところにリペアを…

短編

メリークリスマス、パンクス アフレイドというバンドを知ったのは、アマゾンプライムでのドキュメンタリー映画が原因だった。最近は人が何か信念を持って物事を続けているということがことさら素晴らしく見えるらしい。名の知られない老芸術家が延々と名の知…

再開

なかなか上手くいかない。そんなことはわかっていたのに、少し上手くいったら物事は上手くいかないことばかりだということをすぐに忘れる幸せな脳みそだ。そんな脳みそで毎回初めてのように感じるサッドネスを何回目かも忘れて思い出しては懐かしんだ。彼女…

ただのたったの二十三歳の終わりの日

何を語ろうか。何も考えつかない。大きな文をまとめる力がわかない。たぶん睡眠薬とか気分とか気圧とか、いろいろのせいだと思う。いろいろのせいにして、今日をなんとか死にたくても生き延びた。 もういいや。台風で世界は終わっちまうらしい。こんな文章書…

二人組作って

特に理由もなく死にたくなる。人の一挙手一投足に怯えて、窮鼠でもないのに噛み付くように追い詰められて、逆ギレに至る短絡的思考以外を見つけられない。それでも人に嫌われたくない一心で動いているつもりだが、おそらく人に伝わりようがないんだろうなと…

日記

ぼくは何回このブログに日記という題で日記を書くんだろう。 また咳止め薬を飲んだ。いい加減こんなことはやめた方がいいと、もう誰にも言われなくなっているので、身体が自戒を込めて吐き気を催している。周りの人にとっても同じことの繰り返しだし、周りは…

実家

やっぱり親は苦手だ。実家に帰ってから、父親は友好的な雰囲気を醸し出し、「一時停戦とでもいこうじゃないか」とでも言いたくなるような顔で執拗にぼくを追いかけ回し、話を聞いてやれば、やれ薬の数がどうだやれ病状がどうだと自分の話ばかりで辟易として…

どこかの海へ

薬を飲みすぎて記憶をなくした。気づいたら実家に居て、髪の毛は安物のシャンプーできしきしになっていた。いい加減潮時みたいな毎日で、最期みたいな諦めが来たら穏やかになってしまう。 父親は一回り太っていて、もともとの猫背が肉で強調されて不格好にな…

毎日死にたい

気づいたら、ぼくは毎日「死にたい」と思うような人間になっていた。なにか言葉をこねて、なにかしらに見えるようになる度にブログを更新しているけれど、最近は自分が更新していると言っていいのかわからない。たしかにぼくが書いているのだが、半分はその…

実家

擬似家族の方をパパ、ママ、血の繋がっている方を父親、母親と区別しています。 昨日ベンゾジアゼピンでラリってる間に実家に帰りたいって言ったらしく、することもないし実家に帰った。父親は思ったよりも肥えてなく、動きが散漫になっただけだった。父親も…

普通の恋

パパが恋をしてる。結婚は来年みたい。なんだか嬉しいけれど、ぼくはきっとその日なにもしていないだろうな。例えば式をしても、呼ばれる服もないし、渡す祝儀もないし、そもそも呼ばれる道理がない。なんと紹介されたらいいのだろう。若い少年に懐かれた? …

死にたい

ぼくはいっつも死にたくなる。スーパーで余計なものを買うと死にたくなる。家賃の更新ができなくて死にたくなる。バス代が思ったより倍高くて死にたくなる。自分の病状が重くても軽くても死にたくなる。なんでこんなに死にたくなるんだろうと思う。誰も助け…

眠れない夜

この出来事を何から語ればいいのかわからない。それは午前四時になっても眠れないで起きているせいで言葉がバラバラでうまくくっつかないようだ。たしか当たり前のように酒と薬を飲んだ。 今日は人からよく連絡が来る日で、羽川さんだったり森くんだったりか…

退院

退院した。生活の些事に振り回され、そのせいで日常の中に戻ったように感覚する。生活をうまく操っていかなければならないのに、生活はなかなか手に負えない。生活する能力の不足を障害と呼ぶのだろう。入院前は記憶がないことが多く、自分が推測出来ないほ…